2004年06月19日

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2004年06月19日(土)、単独
天狗石山~高杉山
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(出発帰着、来尾峠)

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はじめに

2004年06月19日(土)、単独
天狗石山~高杉山
(出発帰着、来尾峠)

前日は会議の後、会食でアルコールが入る。当日は台風の影響でいつ降り出してもおかしくないという天気予報である。山頂からのしっかりとした展望が得られていない天狗石山を目差し、最短距離で往復できるように来尾峠を出発帰着地点とした。

2004年07月24日追記:
今日(2004/06/19)のコースタイムにある「急登お休み処(三角点)9:35」とは、急登が一段落する地点のことであり、三角点( 熊押四等三角点981.74m)は、そのさらに先へ2~3分程度、少し平坦な道を行ったところにある。したがって、ここの記述は不正確、間違いである。

実は、今日(2004/06/19)の山行記に関して、ある方からこの三角点について問い合わせをいただいた。しかし、私は実際にこの三角点を確認したことは今まで一度もなかった。(熊押四等三角点について

今日のコースタイム

来尾峠(18分)三角点(20分)岩場(13分)高杉山分岐(17分)天狗石山
 小計1時間11分(休憩を含む)
天狗石山(10分)高杉山分岐(6分)ホン峠(27分)高杉山
 小計43分
高杉山(22分)車道(11分)来尾峠
 小計33分
総合計2時間27分
 (天狗石山30分、高杉山56分の休憩を全て除く)

来尾峠9:17-急登一休み9:26-急登お休み処(三角点)9:35、9:38-振り返れば展望9:48、9:54-草原9:56-小ピーク9:57-小ピーク9:58-小ピーク(正面天狗石山)10:01、10:06-高杉山分岐10:11-天狗石山10:28、10:58-高杉山分岐11:08-ホン峠11:14-小ピーク11:15-小ピーク(1014m)11:19-(平坦)-登り11:24-小ピーク11:34-高杉山11:41、12:37-道路12:59-来尾峠13:10

来尾峠から登る

来尾峠に着くと風が強い。標高800m近くの峠を、南から北へ吹きぬける風は風速10m以上ありそうだ。途中の草原や山頂では20mくらい吹くかもしれない。何となく心細い気持ちになりながら歩き始める。

しばらくするといきなりの急登である。しかし、ここが踏ん張りどころで、この山ではその後はあまり急坂はない。急登一休みの後、黄色い小さな花を発見する。頭の上には、白っぽい花。

実は、先週の山行中にデジカメの調子がおかしくなった。ピントがうまく合わなくなったのだ。販売店に持って行ったら、そのままドック入りとなってしまった 。メーカーに送って修理するので、最低1週間から、もしかしたら4週間以上かかるという。

という訳で、分からないなりに撮り貯めていたお花の写真(もちろん展望写真も)はしばらく撮れないかもしれない。

急坂を登り切り、草尾根を行く

急登を登りきる。といっても両手を使うほどのこともない。足元にはツルアリドオシの白い花。まもなくしてオレンジ色のツツジ。2~3頭づつ乱舞するチョウが次々と あらわれて露払いをしてくれる。

太陽の日が当たり始め、コアジサイを発見するころ、草原に入り振り返ると展望がすばらしい。特に刈尾山~掛頭山のラインが美しい。風が強く当たり、帽子をとって強く手で握り締める。アザミの紫の花、葉っぱが刺々しい。

左前方に見え始めた天狗石山が正面に見えるようになる。ウツギの白い花が満開である。高杉山分岐手前で展望を楽しんでいる時に、前の方からやってきた女性3人組とすれ違う。うわーきれいと声があがる。それを聞いて何となくほっとする。一人旅はやはり怖い。風の音にもビクッとしてしまう。

いよいよ森の中に入る。コバノフユイチゴの白い花が咲いている。所々で白い花が山道一杯に落ちている。エゴノキだ。見上げるとまだ花が付いている。

天狗石山展望

山頂でさっそく展望図作成。

日本海側に展望が開ける。大江高山、三瓶山、冠山、大万木山などである。
日本海そのものははっきりしない。三瓶山、冠山ははっきりしている。キナイ原の向こうに稜線が連なるが、大万木山その他比婆の山々ははっきりしない。そのさらに奥に見えるはずの大山はもちろん分からない。
原山(888m):浜田自動車道瑞穂IC北側

三ッ石山~阿佐山北峰(西ドウゲン1217m)にも山が見えるが、どこが見えているのかははっきりしなかった。なお1217mピークから南側は広い範囲にわたって樹木に隠れる。

高杉山の向こうに、吉和冠山、十方山、深入山、恐羅漢山・砥石郷山などが見えているはずだが、樹間越しで見づらいことこの上もない。すっきりとよく見えるのは、刈尾山・掛頭山から北側である。

掛頭山の右奥に十種ヶ峰の三角錐が美しい。中野冠山の左奥に空山(1060m、金城町)、右奥に大佐山が見える。

中野冠山~ノベリ山~一兵山家山の向こうに、大佐山、大潰山、雲月山などを見る。日本海までははっきりしなかった。

さて、ふと展望台から足元を見下ろすと、オオヤマレンゲの蕾が2~3輪。山頂にはヤマボウシ、それからイワガラミも? がく片が1枚か4枚か、その場で確認していないのがつらいところだ。

山頂にて人の声を聞く

人の声がする。しかし山頂にその姿は現れなかった。風は相変わらず強く吹いている。まさか幻聴ではないだろう。

2004年08月08日追記:
8月6日金曜日夜、広島市内のある方からメールをいただく。今日の私の山行(2004/06/19)に関するもので、「私が天狗石山山頂を下りる直前の時間帯、つまり人声を聞いた時間帯に、ご夫婦で山頂直下から一旦キナイ原方面へ向った」という内容である。

山頂で聞いた人声が幻聴でなかったとわかり安心する。また、山頂にイワガラミはなく、当日咲いていたのは、ツルアジサイだったと教えていただく。

少し引き返し、高杉山に向かう

天狗石山からの展望は、広島県側が樹木にさえぎられて面白くない。高杉山まで足を延ばしてみることにする。高杉山分岐で登ってくる男性カメラマン1名とすれ違う。気持ちが落ち着く。だいぶ風ともお友達になってきたようだ。

ホン峠を越えると、右側にヒノキの植林。しばらく行くと、またしてもエゴノキの白花の絨毯である。ツル性植物が巻きついた木が何本か集まっている箇所がある。そのツルが全て切られている。切られてからかなり年数が経っているようだ。切ることに(自然に手を入れることに)意味があるのかどうか。

紫色のコアジサイの小群落がある。ギンリョウソウもあった。セミの合唱だろうか、カナカナカナという声が大きくなる。去年(「2003年08月02日」)、五輪山で聞いた大合唱を思い出す。

高杉山山頂に米軍機?飛来

高杉山山頂では、三角点から南の方へ少し行った地点で、広島県側の展望を楽しむ。さらに、スキー場リフト終点に移動して北側を観察する。しかし、南からの強風が身体を後から押してくる。うっかりするとリフト下へ転落させられそうな強風に、怖くなって早々にその場を離れる。

突然、空から爆音が聞こえ始めた。さてはジェット戦闘機の訓練飛行か。西中国山地で超低空飛行訓練をしていることが、最近もニュースになっていたのを思い出す。(米軍戦闘機の訓練状況について

空を見上げると、北西の方角から黒いジェット機が1機近づいてくる。高杉山三角点に立っていた私の、ほとんど真上を飛んでいく機体のお腹をじっくり観察することができた。三角点のほんの少し南側、ユートピアサイオトスキー場のリフトに沿って飛んできたようである。

轟音がジェット機の方角から聞こえてくる。かなりの低空飛行だ。山頂を越えると、雲で見え隠れしながら機体を北へ振っている。そしてもう一度同じコースで山頂に飛んできた。今度は少し高度が高い。回転半径がどれくらかは分からないが、明らかに高杉~天狗石を目標にしている飛び方だ。

12時18分~21分くらいの間に2周した後、十方山方面に向かい、機体を右に振って雲の中に消えていった。その後も、何度か遠くで爆音を聞く。

雨が落ちてきそうな雰囲気になる。先を急いでスキー場の脇を下る。しばらくして小雨が落ちてくる。少し濡れたがそれ程気になるものではなかった。