2004年05月22日

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2004年05月22日(土)、単独
猿政山
(出発帰着、可部屋集成館-島根県側)

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はじめに

2004年05月22日(土)、単独
猿政山
(出発帰着、可部屋集成館-島根県仁多郡仁多町)

<広島県>側からは入山禁止措置がとられている。その理由は、中国新聞の記事のとおりなのであろう。今回初めての登山ながら<島根県>側から登ってみた。アプローチの長い林道、よじ登る絶壁、生半可な気持ちで歩ける山ではない。今日も一日楽しく遊ばせていただく。感謝!!

なお、今回の猿政山登山にあたっては、仁多町公式HP内コンテンツで、鯛ノ巣山・猿政山の情報案内人を務める方から、”島根県側から登山<可>”との情報と若干のアドバイスをいただき参考とした。

今日のコースタイム:
駐車場(50分)内尾谷林道鎖止め(1時間10分)林道終点(10分)内尾谷尾根(47分)主稜線上(12分)猿政山
 小計3時間19分(ロスタイム等全てを含む)
猿政山(11分)主稜線分岐(47分)内尾谷尾根分岐(7分)林道(36分)鎖止め(41分)駐車場
 小計2時間22分
総合計5時間41分(頂上休憩40分を除く)

駐車場9:09-再出発9:19-最終人家9:55-ツキノワグマ注意10:00-鎖止め10:09-左折(沢離れる)10:21-尾根先端部10:27-分岐(右へ)10:37-沢の上10:50-湧き水11:04、11:09-林道終点11:19-稜線上11:29-小ピーク11:34-1077m11:37-鞍部11:40-急登一段落(踊り場)12:05-稜線上12:16(右折310度)-小ピーク12:22(左折256度)-猿政山12:28、13:08-小ピーク13:11-小ピーク13:17-分岐(急坂)13:19-踊り場(小休止)13:30-腹這い終わる13:49-平地13:54-分岐(急坂)14:06-林道14:13-鎖止め14:49-駐車場15:30

駐車場脇で、ミヤマカラスアゲハがアザミの蜜を吸っている。帰りの林道上で3頭がかたまって死んでいるのを見る。林道上の水溜りで汲水中に交通事故にあったのかもしれない。昨年細見谷(十方山)で見たのと同じ光景である。

最初、内尾谷川の左岸に入ってしまった。出発点がそもそも違っているはずだ。土地の人に教えてもらい引き返す。猿政は高野町(広島県)からなら楽だけど、こっちからはその倍くらい労力がいる。急坂だからという。30分くらい前に男女5人位が登っていったようだ。

長い林道をひたすら歩く。集落から見る猿政山ははるかに遠い。やがて林道は、猿政山から北東に延びる尾根に向けて、その南西~西面を巻き上げていく。右手(西側)に、鯛ノ巣山、その左奥に大万木山をみる。

林道を9~10km歩く間に、標高420m位から960m位まで押し上げる。登るにつれて林道の状態は悪くなる。終点手前では、崖が崩落した状態が続く。なお、コースは二万五千分1に正確に記されている。植物はヤブウツギなど。

林道終点手前に湧き水(みと乃恵泉)がある。水を手ですくって飲む。何度か繰り返していると手がしびれてきた。冷たくておいしい水である。大きなトチノキが2本すぐそばにある。“円錐花序”が多数“直立”して満開状態だ。

林道終点には、小石を横一列にていねいに並べて置いてある。そこから先は行ってはダメよというのだろう。実際その先で林道はなくなっている。左手を見上げると、稜線上に向かって踏み跡があるようだ。しかし、あまり踏まれているようにはみえない。

小石の列の手前に赤テープを見つける。ここから登るらしい。角のある石ころだらけの道をよじ登る。ちょっとした岩海である。やがて足元は土に変わる。帰りに下る時の方が心配になるような急坂である。しかし、今日のコースではこの程度は足慣らしであった。下る時も、手に持てる木があるので慎重に下ればどうということはない。

内尾谷尾根では、鞍部より少し上に登りつく。鞍部に至ると赤テープがついている。林道最末端から登った場合、この鞍部に至るようだ。しかし、踏み跡はササの中に隠れている。

鞍部を少し登った地点で左手を振り返ると、吾妻山(針北から115度位)、その右奥に、立烏帽子山、池ノ段を望む。さらに少し右側に見えるのは、福田頭のようだ。しばらくはブナの新緑を楽しみながら稜線上をゆったりと歩く。

いよいよ急登だ。最初のうちは手で細い木の根を掴みながらよじ登る。その他に手がかりはあまりない。崖の岩角があるくらいだ。時々ブナの木があって助かる。上の方には太いロープが2本と細いロープが1本用意されている。

ちょうどイワカガミが満開だ。ワンピッチ稼ぐ度に、顔のすぐ目の前に現れて励ましてくれる。ピンクや白と個体によって色合いが微妙に異なっているようだ。余裕がなくて写真は1枚のみ。

帰りの下りはどうなるんだろうと考えると怖くなる。実際に急坂の上り下りはどちらも30分位かかっており、まったく時間に差がない。

主稜線に乗ればあとは頂上三角点までそれ程のアップダウンはない。頂上に至る途中、小ピーク手前で、左手(180~250度)が開ける。呉線沿線から芸北の山々まで見えているはずである。しかし、今日はくわしく検討していない。なお、地図で見る限り、急登終点からこのあたりまでは、<広島県>内ということになるだろう。

前方から人の話し声が聞こえてきた。男女5人組みだな。勝手にそう思っていると、頂上についてみれば12~3人の大集団であった。ちょうど帰り支度をしていた集団が去った後、一人取り残される。

サンカヨウの花はもう終わってしまったのだろうか。実のようなものがついている。花の時期にもう一度といってもちょっときついな。その他、チゴユリ、ユキザサなど。また、急坂より上では白い花が点々と続いていた。

帰りの急坂をなんとかこなし、林道を飛ばして下りた。駐車場の休憩所(屋根つき)で、山姿の人たちがテーブルに腰掛けてミーティング中である。山頂で会った人たちだろう。全員が向かい合わせで2列に並んでいる。

仁多町は、松本清張著「砂の器」の舞台の一つでもある
昭和49年(1974年)映画化
平成16年(2004年)テレビドラマ
キーワード:松本清張、砂の器、映画、テレビ、ロケ地