2003年01月25日

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武田山~火山~丸山~大茶臼山
(出発:JR下祇園駅―可部線、帰着:団地バス停~JR西広島駅―山陽本線)

2003年01月25日(土)、単独

このページの目次です

はじめに

武田山~火山~丸山~大茶臼山縦走

寝過ごした。どこに行くともはっきり決めていたわけではないが、遅い時間から出発するには近くの方が良い。それと初期のころ登った山で山行記のしっかりしたものを書いてなく、展望図のない山ということで武田山とした。山城と史跡めぐりを加えてのんびり往復するつもりであったが、結局は展望を求めて大茶臼山まで歩いてしまった。

今日のコース&コースタイム

JR下祇園11:22-憩いの森11:44-分岐(馬返し手前)12:01-御門跡12:14、12:20-武田山頂上12:30、13:05-水越峠13:16-小ピーク13:23-小ピーク13:30-火山13:48、14:17-岩場14:21-小ピーク14:36-鞍部14:37-小ピーク14:49-小ピーク14:52-権現峠14:54-420m台ピーク15:09-送電線鉄塔15:20-小ピーク15:28-小ピーク15:35-丸山15:38-送電線鉄塔15:52-畑峠15:57-大茶臼山頂上16:08、16:18-ボンバス車庫裏16:35-(歩く)-JR西広島17:15
西区己斐上5丁目56

JR下祇園(22分)憩いの森(46分)武田山
小計1時間08分
武田山(11分)水越峠(32分)火山
小計43分
火山(37分)権現峠(44分)丸山
小計1時間21分
丸山(19分)畑峠(11分)大茶臼山
小計30分
大茶臼山(17分)団地バス停(40分)JR西広島
小計57分
総合計、約5時間(武田山、火山での展望時間分を53分として除く)
JR下祇園~大茶臼山、4時間46分
実働3時間42分(+武田山35分、火山29分)

憩いの森から武田山に登る

真砂土の登山道は深くえぐられているところがある。一番深いところでは胸まであるだろう。しかし木段等はほとんどない。自然のままで気持ちのよい山である。かと言って危険な個所には竹で柵がしてあったりと人の手が程よく入っている。

武田山からの縦走路途中で登山道にしゃがみこんで作業をしている一人の男性がいた。何をしているのかと思ったら、登山道に足場をけずっているのだった。このような人たちによって登山道が整備されているのだろう。感謝感謝である。

さて、武田山頂上で大茶臼山から歩いて来たという男性に会った。開口一番、あれが宗箇山ですかという。途中で会った人が今から宗箇山に行くと言っていたので気になったようだ。武田山は初めてだが、かなりあちこち歩いているらしい。

その人といっしょに白木山、高鉢山、呉娑々宇山と見ていくうちに、曽場ヶ城山~水ヶ丸山が見えているという。山の形で分かる、つい最近登ったばかりだというのだ。20万分1で確認すると確かにその通りだ(ただし、家に帰って確認すると水ヶ丸山のピークそのものは見えていないようである)。

火山から深入山をみる

武田山からは芸北方面は見えない。火山まで行ってみることにする。火山から雪で真っ白くなった深入山ドームを見ることができて感激する。先週に続いて二週連続である。

なお、火山の南斜面で大規模団地を造成中である。火山から南に少し下った大岩(縦走路上)からその様子がよく見える。発破作業などのため、権現峠やその手前(武田山側)から祇園方面へは通行止めである。そこから下りるならば反対側の沼田方面ということになる。

さて、火山からは深入山より北側は樹木にさえぎられてよく見えない。さらに先まで行ってみることにする。420m台ピークまで行って振りかえると荒谷山の左右まで全て確認できる。ここに至ってやっと360度の展望(位置、角度は少しづつ異なるが)を得て満足する。

縦走路はアップダウンがありかなりきつい。特に火山をはさんで権現峠までがきつく、その後の丸山(反射版あり)、大茶臼山(マイクロウェーブ)にかけてはどちらかというと平坦な道である。丸山への登りで太陽が樹間から真正面に見え始めた。先を急ぐ。大茶臼山からの下りは、石を敷き詰めた急坂ですべりやすい。

よく雪の降るシーズンだが今日も小春日和、あちこちで登山者と出会った。

武田山展望記

<白木山>、安駄山~<高鉢山>、長者山~藤ヶ丸山~(呉娑々宇山)と続く。呉娑々宇山の稜線一番北側手前に<木ノ宗山>があり、その向こうに東広島の山<虚空蔵山>が頭を出す。長者山の右手前に<二ヶ城山>があり、その後ろに、<曽場ヶ城山>~(水ヶ丸山)の稜線が見える。ただし水ヶ丸山そのものは見えない。見えているのは稜線途中の652mピークである。

<呉娑々宇山>から海に向かって稜線が流れ、その向こうに<鉾取山>~原山~洞所山~城山~金ヶ燈篭山がはっきりと分かる。呉娑々宇山の右手前に松笠山が見える。城山~金ヶ燈篭山手前に牛田山、後ろに熊野の山(石嶽山、三石山~観音山)がある。ただし熊野の山は今日ははっきりしない。一番後ろは、<野呂山>(膳棚山)、<灰ヶ峰>である。

海側に<絵下山>、<天狗岩>があり、その手前に黄金山、後ろに休山がある。なお小田山は確認できていない。

<倉橋島火山>(倉橋島)、<古鷹山>~クマン岳(江田島)、<安芸小富士>(似島)、宇根山と砲台山(西能美島)から阿多田島までよく見える。その後ろに山口県大島(鯛峰、大見山、嵩山~嘉納山~文殊山)がうっすらと、しかし輪郭ははっきり見える。

武田山~火山~丸山~<大茶臼山>~柚木城山~315m~(鬼ヶ城山)~鈴ヶ峰大縦走路を見る。<宗箇山>と鈴ヶ峰の間に<弥山>がある。同じく宮島の岩船岳そのものは見えないようである。

武田山~火山~丸山~<大茶臼山>~柚木城山~(鬼ヶ城山)~鈴ヶ峰大縦走路を見る。
丸山の右側後方に、<船倉山>~おむすび岩~(大野権現山)の稜線を見る。その右手前に<極楽寺山>がある。火山の左肩にのぞくのは<羅漢山>である。

参考(カシミール展望図)
武田山の元ファイル:hyakuzan/view/takeda_view.htm

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース