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2002年07月20日

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一兵山家山 ~ 中野冠山、縦走
(出発帰着:ロッジ・サイオト前)

2002年07月20日(土)、単独

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はじめに

2002年07月20日(土)、単独
一兵山家山~中野冠山縦走
(出発帰着:ロッジ・サイオト前)

2002年06月01日(土)羅漢山山頂でごいっしょになった方々とノベリ山(939.7mピーク)で全く偶然に再会した。最近は芸北方面を意識的に登っているというお話であったので、これからもニアミス、ドッキングが起きそうである。

今日のコースタイム:
ロッジ・サイオト(35分)来尾峠
来尾峠(19分)939mピーク手前(10分)第二ピーク(14分)一兵山家山
 小計48分(峠から山頂まで、休憩含む)
一兵山家山(44分)ノベリ山(52分)中野冠山
 小計1時間56分(休憩を含む)
中野冠山(27分)ロッジ・サイオト前
総合計4時間44分
 (県境探索分および全ての休憩を含む)

ロッジ・サイオト前9:44-来尾峠10:19、10:25-939mピーク手前10:44、10:49-939mピーク10:50-第二ピーク10:59-一兵山家山頂上11:13、11:21-933mピーク11:34、11:37-ノベリ山(939.7m)12:05、12:25-冠山手前鞍部12:50-中野冠山山頂13:17-(県境北西尾根探索13:49-14:01)-中野冠山山頂出発14:01-ロッジ・サイオト前14:28

深夜から明け方前にかけて激しい雨の音を夢うつつに聞く。今週はダメかなと思ったが一応Yahoo天気予報でピンポイント情報を調べると、どちらかと言えば芸北地方の方が降水確率は少ないようだ。自宅の窓から見る空も明るくなってきたので出かけることにする。

現地では曇り空、先に冠山に登って一兵山家山まで縦走した後で舗装道路を歩いて帰ってくるか、それとも先に舗装道路を済ませて、一兵山家山→冠山にするか、ちょっと考えた。午後からもっと晴れるかもしれない。展望が良いという冠山を後回しにすることにした。

来尾峠から冠山までずっと島根県境を歩くことになる。「続・ふるさとの山歩き」によれば、かつてはササやイバラに悩まされる山道であったのを地元の人々が整備されたのだという。足元の道を覆うものは何もない。気持ち良く通らせていただく。

稜線上には真新しい木製の棒(測量用か?)が間隔を置いて打ち込まれている。棒の先はくさび型に削られ先端には釘が打ち込まれているものもある。この道は県境の管理道としても大切な道なのであろう。

さて、来尾峠からの登りはマツの大木が多い。939mピーク手前で左手に展望が開ける。左手前方に目指す冠山(磁北から230度、実際は229度くらいか)、その右側は縦走路途中のピークであろうか。左手(東側)にも多くの山々が重なっている。さらに東側手前に目をやると、高杉山~夫婦岩山~井屋山にかけての稜線が美しい。

この時には大展望は冠山でと簡単に考えていたので、ちょっとしたスケッチを描いただけで先へ進んだ。(後述するように、冠山での展望がえられなかったので、今日の行程の中で広島県側に開けた展望はここだけになってしまった)

カシミール3Dで遊んでみた。
冠山の右手に見えるのは刈尾山~掛津山である。スケッチにもきちんと描いているがその時は気にもしていない。左手に、恐羅漢山、深入山、十方山と続いている。これらの山もきちんと同定しながらは見ていない。正面左手奥から、高杉山~夫婦岩山~井屋山に至る稜線が続き、その右奥には、天上山、大峯山などが並ぶ。

一兵山家山では島根県側に展望が開ける。頂上から東側20~30mの所まで切り開いた個所があり(測量のため?)、東に天狗石山が大きく、北側に島根の山々が重なる。

ノベリ山(939.7mピーク)に至る。先着2人組の方が食事中である。どちらからというので、車をロッジに止めて来尾峠まで歩いたと答える。じゃあ自分たちはその横に止めたんだ。そして冠山から先に登ってきたという。話しているうちに、どこかで会ったような、と思っていると、相手の方から羅漢山でお会いしましたねと声がかかる。奇遇である。

最近は芸北方面が多いそうだ。この前は掛頭山に行ったという。毛無山~安佐山にも行きたくて偵察に行ったそうだ。毛無山登山口はわかったが安佐山登山口(安佐山橋あたり)がどうもはっきりしない(どこに車を置くのが一番いいのかわからない)という。この前そこを通ったので覚えているままをお教えする。前方に見えている天狗石山~高杉山にも興味があるようだ。

天候はあまり回復する兆しがない。前方の山の頂上にも雲がかかってくるようになった。先を急ぐことにする。別れ際に、冠山からの展望は最高、冠山からこの縦走路に入る下りで良く滑ったのでこちらからの登りはきついだろうとのアドバイスをいただく。

途中で何度かシャワーがあった。しかし緑の回廊を行く身に直接雨があたることは無かった。冠山最後の登りは確かにきつい。山頂手前まで約20分間あえぎにあえいだ。汗がだらだら流れ落ちてくる。拭うタオルをしぼるとそこからも水滴が落ちてくる有様である。水分を摂る。とり過ぎないようにしようと思ってもついつい飲みすぎてしまう。残りの行程を考えつつ自制する。

頂上に着いてすぐ正面に見えるはずの恐羅漢山をさがす。あれが・・・と確認するまもなくガスに覆われる。一度晴れそうになったが再びガスってきて360度の視界は閉ざされてしまった。残念だがあきらめる。

駐車場に帰り着くと確かに横に車が一台止まっている。あの人達の車だろうか。お互いにほぼ同じ時間に出発して、廻るコースが逆なだけだからもうすぐ車道を歩いて下りてくるだろう。帰り支度をゆっくり目にしながら待ってみることにする。

しばらくして車道に二人の方の姿が現れた。無事下山の挨拶をした後、我がHPのURLを所望されたので紙に書いてお渡しする(さっき山で会ったときHPの話をしていたのだ)。天狗石山~高杉山はいつですかと聞かれたので、来週にでもと答える。彼らは8月後半に7~8名での登山を計画しているようだ。機会があればいつかごいっしょさせていただくということで別れる。私のホームグラウンド近くにお住まいのようである。電子メールをいただけるとありがたいですね。


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