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2002年07月07日

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聖山~高岳、縦走
(出発帰着:樽床ダム(聖湖)駐車場)

2002年07月07日(日)、単独

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はじめに

2002年07月07日(日)
聖山~高岳縦走、単独
(出発帰着:樽床ダム(聖湖)駐車場)

今日のコースタイム:
樽床ダム(聖湖)駐車場、標高約750m(35分)十文字峠(30分)聖山山頂
 小計1時間05分
聖山山頂(29分)998m(21分)1011.4m(26分)975m(14分)高岳山頂
 小計1時間30分
高岳山頂(29分)渡渉地点(10分)樽床橋登山口(19分)駐車場
 小計58分
総合計3時間39分
 休憩を含む、但し昼食タイム51分を除く

駐車場9:34-林道(未舗装)入口9:39-十文字峠10:09-高岳分岐10:36-聖山山頂10:39
聖山山頂10:45-第1鞍部(約990m)10:57-第1ピーク10:59-(小ピーク)-第2鞍部11:00-第2ピーク11:01-(小ピーク2つ)-第3鞍部11:04-第3ピーク11:05-第4鞍部(約960m)11:12-第4ピーク(998m)11:14-第5鞍部11:15-第5ピーク11:17-(小ピーク)-第6鞍部11:20-第6ピーク手前11:22-第6ピーク11:27-第7鞍部(約950m)11:30-第7ピーク(1011.4m)11:35-第8鞍部11:40-第8ピーク11:44-第9鞍部11:49-第9ピーク11:50-第10鞍部11:53-第10ピーク(975m)12:01-第11鞍部12:04-高岳山頂12:15
高岳山頂13:06-渡渉地点13:25-樽床橋登山口13:45-(湖岸周遊道路)-駐車場14:04

駐車場にはすでに2~3台の車が止まっている。身支度をしている間にも車が入ってくる。今日は人が多いかもしれないな、と思いつつ聖山へ向けて出発した。しかし、山の中で再び人に会ったのは高岳直前であった。

聖山登山口からは未舗装の林道(車の侵入禁止)を行く。幅約3mくらいのゆったりとした登りの道である。十文字峠から本格的な山道に入る。聖山頂上に近づいたところで道は大きく左へ巻いて行き、しばらくして右へ戻す。二万五千分1地図にあるような稜線上を一直線に登って行く道ではない。何かの事情でこのような道をつけることになったのであろう。聖山で唯一展望が開ける場所だという大岩は元の道にあるのだろうか、今日はよくわからず仕舞いとなってしまった。

聖山山頂での展望はない。恐羅漢山、日本海が見えるとされるが一度伐採された木々が再び育ってきたのであろう。

高岳に向けて踏みこんでみる。「ひろしま百山」では”お勧めでない”コースとして強調されている縦走路である。無理な状況になればその場で引き返す覚悟を決めて前進をする。ところが、

聖山~高岳縦走路は快適な道である。”クマ”の問題を抜きにすれば普通の人にも十分に楽しめるコースだ。つい最近も下草の刈りこみを行っていただいたようで、青々としたササが道一面に散らばっている個所が続いていた。しかし、刈り取られたササの量は見た目そんなに多くはない。年間を通じて常時管理をしていただいているということなのであろう。ほんとうにありがたいことである。

縦走路の難関は聖山からの下山道である。標高差120mを一気に下る。道は粘土質で滑りやすい。所々に足がずり落ちた跡がある。それも少し乾いているので、昨日、雨上がりの中で滑ったものかもしれない。私も滑って転んだ。転んだ拍子に眼鏡まで吹っ飛んでしまった。大変なことになった。眼鏡なしでは何も見えないのだ。あせりからか世の中が真っ暗になったようで、あたりが薄暗くなったように感じてしまう。山の斜面に顔をこすりつけるようにして探すこと数分でやっと眼鏡が手に触れた。

鞍部まで下ったところで標高は高岳よりわずかに低い(標高1000m弱)。そして、その後は細かいアップダウンが、これでもかこれでもかとばかりに続く。それにめげることなく、地図上に記載されたピーク(10m以上の高低差あり)や記載がないような小さなピークまで注意深くカウントして歩いてみた。1011.4mピークの次のピークを過ぎれば、道はいよいよ高岳の方を向くはず、と考えながら歩いているとその通りになるなど、地図読みの練習にはぴったりの縦走路かもしれない。

高岳に近づくにつれて帽子のひさしからしずくが垂れてくるようになった。汗である。登山道で直射日光にあたる場所はほとんどないのだが、この日は下界でもかなり暑かったようである。

高岳直下で高岳~聖山縦走路に入ってきた男女3人組みとすれ違った。こともなげに聖山を目差している。やはり、この縦走路はいつも多くの人が通っている道なのであろう。

高岳山頂には先着組が2~3パーティ、後から2組が到着した。いずれも樽床橋登山口から登ってきたようだ。その中で、冬季に高岳~聖山を縦走した人の話を聞くことが出来た。その時はガスっていたが、キツネ(ウサギだったかな)の足跡が稜線上に付いており、それをたどって行くと聖山についたとのことであった。

別の人(単独行)は、さっき掛頭山に登ってきたが物足りなかったので高岳へ登ってきたという。皆さん元気である。

高岳000:鷹巣山~大佐山、大潰山など、遠くに三瓶山も
くわしくは検討できていない。

高岳090:刈尾山~掛頭山、深入山など
北東方向に、刈尾山(臥龍山)~掛津山(掛頭山)の稜線が美しい。その他の方角は、木々の間を右から左から眺めつ透かしつつ観察する形になる。深入山は、刈尾山と(聖山-次図)の中間よりやや刈尾山よりにある。深入山~(十方山-次図)の谷間が呉方面で、その後ろには四国の山々も見えるという。

高岳180:聖山~高岳縦走路の向こうに、砥石郷山~恐羅漢山、十方山など
聖山はほぼ真南の方角である。聖山の右後方に恐羅漢山、左後方に砥石川山、そして聖山の真後が十方山である。南東の方角に四国の山々が沢山見えるというが、石鎚山しか表記していない。

高岳270:十種ヶ峰など山口県の山々、そして日本海(見島)も
くわしくは検討できていない。

高岳を下りきったところで地元の人と登山者が話をしている。刈尾山、美しくていい名前、臥龍山、後から取って付けたような名前、というような会話が聞こえる。桑原良敏著「西中国山地」あたりを元にした話のようである。

五日市~湯来温泉~戸河内の街道沿いでネムノキの花が目立つ。真中が白で外側がピンクの綿毛のようである。