2002年08月24日

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三高山(砲台山、西能美島)
(出発帰着:三高港)

2002年08月24日(土)、単独

はじめに

道々が海と島の展望台
「続・ふるさとの山歩き」より

今日のコース&コースタイム

三高港12:00-登山口12:48-山道入口13:48-北砲台跡14:05、14:42-砲台山14:52、14:56-大岩15:27-林道合流15:42-三高港16:45

  • 三高港(48分)登山口
  • 登山口(60分)山道入口(17分)北砲台跡
    小計1時間17分(港から2時間05分)
  • 北砲台跡(10分)砲台山(46分)再び林道
    小計56分
  • 林道合流(1時間03分)三高港
    北砲台跡から約2時間
  • 総合計4時間45分(含昼休憩37分など)

広島港(宇品港)

我が愛車が不調である。金曜日にドッグ入りして検査したが原因不明、部品をそっくり取り換えることになった。しかし、その部品は取り寄せで水曜日になるという。それまで様子を見ながら待ってくださいというので、借りていた代車と交換に引き取りに行く。

そんな車で遠出はできないし、自宅まで持って帰って、改めて電車で出かけていては時間がもったいない。山支度をしてディーラーに行くことにする。以前から気になっていた能美島に決めていたので、そのまま宇品港を目指す。車は駐車場に入れて身一つで海を渡る。

砲台山(西能美島)は、我が鈴ヶ峰から海のすぐ向こうに見える山の一つである。西能美島は、自宅の窓からもその一部を見ることができるので、その日の見通しが良いか悪いかの目安としている山でもある。改めて詳しく見てみると、砲台山と宇根山のピークが二つとも家並みの向こうに見え隠れしているようである。

1~2日前の天気予報では、雨の確率がかなり高かったのだがそうでもなさそうだ。それで山支度をして車を取りに行ったのだ。しかし、見通しは最悪である。自宅から砲台山は全く見えていなかったし、呉娑々宇山、鉾取山、絵下山すら見えてこない。黄金山、似島がやっとである。瀬戸内の多島美は期待できそうにない。

三高港から歩き始める

三高港から海岸道路を西に向かう。しばらく行くと貴船神社があり忠魂碑が立っている。登山口からは”りっぱな舗装道路”を行く。どれくらい立派かというと、大型バスでもすれ違いができそうなくらいである。

登るにつれて展望は開けるが、今日見えるのは宮島あたりまでである。ヘアピンカーブ(標高320~330mくらい)の所から車止めをしてある山道に入る。以前はここを車が通っていたこともあるのだろう、輪立ちの跡が残っている。山の東斜面をジグザグに登って行けば三高山北部砲台跡である。

三高山砲台跡~砲台山

三高山北部砲台は、明治34年(1901年)3月竣工(工期約2年)、28cm榴弾砲6門と連射砲2門を備えた当時日本最大規模の砲台であった。また、一つ南のピークには三高山南部砲台、さらに海岸線に沿って ”がんね鼻砲台”、”鶴原砲台”などがあった。

目的は敵艦隊(仮想敵国ロシア)の呉軍港侵入阻止であったという。しかし、一発の砲弾も発射することなく大正8年に廃止となる。沖美町では、荒れたままになっていたこの砲台跡を、恒久平和を願い、より多くの人に親しんでもらうため砲台山森林公園(創造の森)として整備したのだという。平成9年(1997年)のことである。したがって、「続・ふるさとの山歩き」発行(1994年)よりは後ということになる。

砲台山(401.8m三角点)には東屋がありそこまではほぼ稜線上を行く。東屋から津久根島、弁天島、小弁天島が見える。津久根島の向こうに鈴ヶ峰がぼんやりと見えている。角度をはかってみると約8度(磁北から)となる。二十万分1地形図で読み取ると約2度のはずである。

通常は誤差は大きくて約2度くらいである。これ程誤差が大きいのは、ピークが霞んでいて取り違えているのかもしれない。津久根島のほんの右手だから津久根島の角度をみれば良いようなものだがそこまではやっていない。やはり、はっきりくっきり見えないと意欲がわかないということであろうか。なお腕時計の影響があるのかもしれない。帰りの船の中で、磁石に腕時計を近づけると磁針が少し引き付けられるように振れた。

砲台山からの下り

さて、砲台山からなおも南に行く。高度はほとんど変わらない。2~3個あるピークはトラバースするように道がつけられている。道幅は広く概して良好な山道である。最後に岩場があり、正面に456.1mピーク(三角点)、その向かって左(東側)肩に野登呂山(宇根山)が覗いている。下の谷間を見れば三高ダム建設現場である。

再び林道となる。高松峠から左へ折れて三高港を目指す。道の西側にも木々があり太陽の日はほとんど当たらない。時々通ってきた縦走路を見上げながらどんどん下って行く。港に近づくころ太陽は西の山近くまで下がっており、薄雲の中にぼんやりとしていた。

夏だから暑い。しかし、季節は確実に秋に近づいていた。案内によればこの付近には約90種の植物があるという。秋の花をつけるもの、実をつけるものなど様々である。