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2001年11月17日

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2001年11月17日(土)、単独
恐羅漢山~夏焼峠(~砥石郷山、往復)
初めての恐羅漢山である
(出発帰着:牛小屋高原)

このページの目次です

はじめに

2001年11月17日(土)、単独
牛小屋高原~恐羅漢山~夏焼峠(~砥石郷山、往復)~牛小屋高原
(出発帰着:牛小屋高原)

すっかり葉を落とした落葉広葉樹の林を駆け抜けた。墨絵の世界といったらよいのであろうか。出会った登山者も夫婦2組だけで静かな山行に満足する。また、クマさんに出会わなかったのは幸いであった。

今日のコースタイム:
牛小屋高原登山口-恐羅漢山
 小計47分(実登380m)
恐羅漢山(37分)夏焼峠(29分)砥石郷山
 小計1時間06分(実登200m)
砥石郷山(22分)夏焼峠(14分)牛小屋高原登山口
 小計36分(実登50m)
総合計2時間53分(全ての休憩を加える)

牛小屋高原レストハウス登山口(標高970m)10:43-一つのリフト終点10:53-リフト終点11:00-岩場11:03-稜線上11:25-恐羅漢 山11:30、11:43-1131.8mピーク12:11-夏焼峠なつやけのきびれ12:20-1166mピーク12:35-小ピーク12:43-砥石郷山12:49 、13:04-小ピーク13:10-1166mピーク13:18-夏焼峠13:26-登山口13:40

いよいよ県内(西中国地方)最高峰の山を目差す。紅葉はすでに終わっているだろうし、ちょっと前に雪が降ったばかりである。どうするか迷ったが、朝の天気を見て少し晴れ間あり、雪の降る気温ではない。今年最後の高山挑戦(3週連続の3回目)を決定する。とは言っても、今回は車で奥深く入り込む以外にないので高度差はそれ程でもない。

登山口は恐羅漢スキー場である。このあたりの雪はやはり深いのであろう。木々の根元はすべて谷に向かって湾曲している。若木のときから冬毎に雪の重みに耐えてきた結果と思われる。さて、稜線上に出ると先日の雪がほんの少しだが所々に残っていた。その雪が融けたのであろうか。ぬかるんだ個所が数多くあるのには参った。

頂上からは、北東の方角に砥石郷山、その向こうに臥龍山、右に深入山(全山を草で覆われたドーム型)が見える。来春からの山行が楽しみである。ガイドブックに言う、東正面に内黒山、その右に内黒峠から十方山に続く稜線・・・・・はどこがどれだかよくわからなかった。

最初は砥石郷山に行くとは決めていなかった。この辺りは初めてだし恐羅漢山だけ登って帰ることにしていた。それで出かける時間もゆっくりになってしまったのだ。しかし、ここからその山容を眺めてこのまま下山する気にならなくなった。

とにかく夏焼峠まで行ってから、そのまま下るか、砥石郷山へピストンを掛けるか決めることにしよう。天気も先週、十方山で味わった秋のものではなく、完全に冬のモードに入っている。北側の谷からさかんに風が吹き上げている。先を急ぐことにする。

夏焼峠に着いて考えた。ガイドブックによると、砥石郷山往復1時間30分程度だ。昼食タイムを10分位にすれば2時までに戻って来れる。登山口2時30分、3時過ぎには戸河内の町まで(車で)下ることができる。この山域で雨に降られると車でもつらい。

1166mピーク手前で一組のご夫婦とすれ違う。元気がいい。1166mピークで休んでいると、もう一組のご夫婦が下山してこられた。砥石郷山途中まで行って引き返して来たという。奥さんが疲れているようだ。

私は前に進んだ。しかし、砥石郷山山頂では燃料を補給するのももどかしく引き返すことにする。枯山水の世界の中で、次第に風が出て雲が厚くなってくる。明らかに天気は下り坂だ。クマさんに出会うのも怖いし(いつから冬眠するんだろうか)。

私が山頂を往復して1166mピークに帰って来たとき、件のご夫婦はちょうど下山の支度をされていた。奥さんも元気を取り戻したようだ。砥石郷山直下の魔の池(モリアオガエルの産卵で有名だそうだ)がお目当てであったらしい。確かにそれらしき所はあったけど草地だったと報告する。

風が冷たくなってきた。彼らはウィンドブレーカーを着るところであった。肌色のお揃いである。そう言えば、一組目のご夫婦のウィンドブレーカーは、これも揃いの青だったな。どこにいっても夫婦いっしょの登山者によく会う。

夏焼峠手前でとうとう雨がぱらついてきた。峠からの下りは走った。ほんとうに走ってみた。遊歩道のようによく整備された登山道(ガイドブックより)で、傾斜のゆるいところを選んで、落ち葉の下にかくれて張り出している木の根に足を取られないようにして下った。幸い雨はその後ほんの少しぱらついただけであった。